『マリメッコ』『ムーミン』や食器の『イッタラ』など日本でも人気のフィンランドですが、フィンランド語はどのような言語なのでしょうか?
北欧の他の国とは語族が違うフィンランド語
スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語はともに北ゲルマン語のグループで、これらの言語はまた西ゲルマン語に分類される英語・ドイツ語・オランダ語とともにゲルマン語派に所属します。なので、スウェーデン語など北欧の言語は英語との共通点が数多くあり、お互いが何を言ってるかはなんとなく分かるそうです。
でもフィンランド語は他の北欧の言語とは語族が異なり、フィン・ウゴル諸語と呼ばれる言語のグループに属しています。このグループの言語は、スカンジナビア・西シベリア・ハンガリーを含む東ヨーロッパに分布しています。そのため他の北欧の国の人と話すにはその国の言語か英語を使うようになります。
またフィンランド語はとても難しいと言われる言語のひとつです。その理由の一つとして名詞と形容詞の格変化があります。格変化は名詞・代名詞・形容詞などが文中で他の語との関係によってその語形を変えることですが、ロシア語なら12個、ドイツ語なら8個、フィンランド語にはなんと計26個もの格変化があります。
言語の習得の難しさはとても一言で言えることではありませんが、やはりコツコツと積み重ねることが一番大切だと思います。いつかフィンランド語にも挑戦してみたいです!