中国語の先生に月餅をいただきました。中国では中秋の名月の時期に親戚や友人に月餅を贈る習慣があるそうです。
今年の中秋の名月は9月21日です。太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことをいうそうです。
月餅の満月のように丸く平たい形が「家族の輪」「団欒」を表しているそうで、中国では中秋の名月のときに家族みんなで集まって丸い月餅を均等に切り分けて食べ、家族の幸福を祈るのが習わしだそうです。
日本に中秋の名月を観ながら宴会やお祝いをする習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われています。平安時代には宮中行事として貴族たちが月を愛でながら詩歌を詠み、風流を競ったようです。
そしてお月見の行事が庶民に広まったのは江戸時代だそうです。米の収穫の時期も近いため、お米を団子にして、収穫を祝ったようです。団子は満月に見立ててまん丸に作り、15個を高く盛ります。またその時期は里芋の収穫期にもあたるため、別名「芋名月」と呼ばれて団子と一緒に里芋を供える風習もあるそうです。
今年は月餅を食べながらゆっくりとお月見を楽しみたいと思います。