ICC外語学院銀座校でカンボジア語(クメール語)を教えているチャントール先生に会いました。
カンボジア語(クメール語)は、オーストロアジア語族のモン・クメール語派に属する言語です。カンボジアでは、全人口の約9割を占めるクメール人が用い、カンボジアの国語および公用語となっています。そして隣の国のタイ、ベトナム、ラオスのカンボジアとの国境に近い地域にも母語とする人々が住んでいるそうです。
カンボジア語(クメール語)は声調・アクセントの存在しない言語で、そして文法は比較的簡単な構造のため、単語と語順のルールさえ覚えれば、早く実践で使うことができ、学びやすい言語といえそうです。
チャントール先生はカンボジアのタケオ州の出身です。
タケオはプノンペン南部に位置し、ベトナムと国境を有する街です。州都のタケオはプノンペンより2.5時間程の所に位置します。昔ながらのシルク作り、機織り工房のほか、中大型のクメール遺跡や、動物園など見所も多いそうです。
また南インドから伝えられた文字を独自に発展させた表音文字がクメール文字で、最古の記録はタケオ州で発見されたそうです。
チャントール先生にメッセージをいただきました。
「カンボジアは遺跡の多い国です。ぜひカンボジア語(クメール語)を習って、カンボジアの遺跡を訪れてみてください。」
クメール建築の最高傑作と評されるアンコール・ワットはとても有名ですが、他にもカンボジア国内に多数の遺跡が点在するそうです。いつの日か悠久の時の流れを感じながら、素晴らしい遺跡を見てみたいです。