銀座資生堂ギャラリー～『記憶の珍味』諏訪綾子展

銀座の資生堂ギャラリーにて、五感をともなう体験によって感動や驚きをもたらすアートの展示会をしています。「食」をテーマにアート活動をする世界でも注目を集めている諏訪綾子の展示会です。

まずは８つの匂いを嗅いで自分の記憶を呼び覚ます匂いを選びます。それから一人ひとり順番に個室に入って「記憶の珍味」を味わいます。

諏訪綾子は現在までに日本だけでなく、シンガポール・パリ・香港・台北・ベルリン・バルセロナなど国内外で「ゲリラレストラン」、ダイニングエクスペリエンス「Journey on the Tongue」を開催しています。

『胃までコンセプトを届ける』をテーマに表現活動を行っている諏訪綾子が目指すのは、『表現としての食』だそうです。美しく美味しいものを食べるだけだけの感動ではなく、食べる状況に重視をして感覚的な刺激を作り出すというコンセプトは、その人が『食べること』とどう関わっていくのか考えるきっかけになるのかもしれないと思いました。

確かにこの展示会の体験はとても不思議な体験でした。体験型のアートは世界でも注目をされているようです。ぜひご興味のある方は体験してみてください。（「記憶の珍味」を味わうコーナーは一人5～６分ほどかかるため、並んでいることがあります。）