イタリアのミラノの伝統菓子『パネトーネ』をいただきました!
『パネトーネ』はバターがたっぷりはいった生地に、ドライフルーツを加えたクリスマス前に食べられるお菓子です。本来はパネットーネ種という天然酵母を用いて発酵させたパンだそうです。パネットーネ種はイタリアの北部・コモ地方で100年以上も続く天然酵母のことで、初乳を飲んだ後の子牛の腸内物質から取り出された菌と小麦をあわせて作られてつくる、乳酸菌と酵母が共存したとても貴重な天然酵母です。
パネトーネ種は1gにつき、なんと1億個以上の乳酸菌が生息しているため、乳酸菌の働きで独特の風味と口当たりがよくなるそうです。最近ではブリオッシュ生地を使って作ることが一般的のようです。
また『パネトーネ』は「大きなパン」の意味でふかふかと柔らかいドーム型をしています。ちなみにこの『パネトーネ』は直径が13cmでした。
以前は12月に入ると家庭で焼かれ、親せきやお友達に配る習慣があったそうです。現在はパン屋で購入することが多いようです。
プレゼントをしてくれたイタリアの方によると、食べる時はバターの香りが立つようにストーブの近くなどに置いて少し温めるのをお勧めされました。伝統的にはザバイオーネ(マルサラワインを混ぜたカスタード)を添えたり、少しトースターで焼いてから生クリームやバニラアイスを添えても美味しいそうです。