イタリアの有名な作曲家の一人のプッチーニは1858年にトスカーナ地方のルッカで生まれました。オペラ『蝶々婦人』『トスカ』などは今でも上演されることが多い作品です。そしてプッチーニの生家が博物館として見ることができます。
ルッカの旧市街、サン・ミケーレ広場にはプッチーニも訪れていた老舗のお菓子屋さんがあります。
Buccellato Taddeucci ブッチェッラート・タッデウッチ
ブッチェッラート・タッデウッチはバールもあり、地元の人たちもカフェと甘いパンやケーキをほおばりながらお店の人と楽しそうに世間話しをしていました。店構えも歴史が感じられてとても素敵です。
ルッカは1日だけの観光でしたが、このお店のパンとケーキが美味しくて午前中と午後の2回も行きました。店主らしい優しい笑顔のおじさまが、私たちが日本人と分かると店の奥からたくさん日本の雑誌を持ってきてくれてお店が掲載されているページを探しながら見せてくれました。
このお店のお勧めはブッチェッラートというブドウパンなのですが、プッチーニが愛したケーキがあります。それはプッチーニが田舎の家にたくさんなっていたイチジクがとても美味しいので、これでお菓子を作ってくれないか?とタッデウッチさんに頼んでできたそうです。
Pan Puccini(パン・プッチーニ)と名付けられたドライフルーツやナッツがたっぷりのしっとりしたビスケット生地のようなケーキです。
日持ちも1ヶ月間くらい大丈夫でしっかりとしているので日本へのお土産にしました。20ユーロでした。甘すぎずフルーツの優しい甘味が活かされて飽きのこない味です。
プッチーニもこのお店やお菓子を愛していたと思うとタイムスリップしたような少し不思議な気持ちになりました。
お店の情報
https://www.buccellatotaddeucci.it/info.php