ボローニャのマッジョーレ広場の近くに12世紀に造られた塔があります。
高い方の塔は97メートル程あります。その家がどれだけ財力があるかを表すために造られて当時は200くらいの塔が建っていたそうです。
この二つの塔にまつわる話しは諸説あるようです。あるお金持ちのキレイな娘がいてその娘と結婚をしたいお金持ちの息子がいました。でも娘は身分の違うレンガ造りをしている若者に恋をしていました。ある日、若者は山でレンガの材料の土を掘っているときにたくさんの埋蔵金を見つけました。そのお金を元手に塔を建てることができました。そして建築の知識も持っていたため立派な高い塔になりました。それを知った金持ちの息子も急いで塔を建て始めましたがお金はあっても知識がないため半分まで塔を建てたところでしっかりとした構造ではないためこれ以上高くすることはできませんでした。キレイな娘は若者と結婚することができました。
頭の良い人が成功するという、ヨーロッパで最古の大学があるボローニャらしいお話しですね。
そして今はB&Bとして泊まることが出来る塔もあるそうです。
とても眺めは良さそうですがエレベーターはなさそうです。